走行機器類

台車  
電動台車はDT71A及びDT71B,付随台車はTR255及びTR255Aで, 台車形式は先に登場したE531系と同じDT71系である.
モハ(モハE232−200を除く)は自重がE531系モハ車より軽く6t弱の差がある. そのためバネ係数の異なるAとし区別した.
また更に軽いモハE232−200は電動車で唯一30tを切るためDT71Bとした.

ちなみに主電動機はMT75(140kw),ギヤ比は1:6.06とE531系と変わらない.


付随台車は「排障器・駐車ブレーキ」付きがTR255でクハ前位に,TR255Aは後位側に履いている.

E531系はヨーダンパ装備であったが,E233系では最高速度が120km/hでありヨーダンパは未装備. しかし台車形式はヨーダンパに関係なく同一形式となる.
(ヨーダンパは車体の付随機構と捕らえているためだと思われる)
この系列の台車は特急電車(E653系)用を基本に設計された軽量ボルスタレス台車.
台車構造はJR東日本標準の軸はり式,軸箱先端に軸ダンパを装備し乗り心地向上を図っている.

ホームと床下の段差を解消するため台枠を中央を低くし空気ばね上面の高さを下げている.

VVVF装置
IGBT素子を用いたインバータ装置.
形式は「SC85」三菱電機製,質量は828kgでモハE233に装備されている.

左の製造銘板の画像も参照していただきたい.

補助電源装置
静止型インバータ電源装置で通称SIVと呼ばれる.
3,9号車モハE232が装備する.5号車200番台は装備しない.
形式は「SC86」東芝製,質量は1545kgと非常に重い.
←製造銘板の画像.

SIV断流器箱(IvHB)
補助電源(SIV)用の高速度遮断器箱でモハE233の0・400・600番台が装備.
モハE232-200番台はユニットを組むモハE232-200がSIV未装備のため取り付けられていない..

形式は「LB75」東芝製,質量は200kg.




パンタグラフ
E233系では実績があり近年の標準品であるPS33Bを基本とする新型のPS33Dを使用, アームがそれまでの角棒(鋳物)から丸パイプになったこと, 材質がアルミのアルマイト仕上げから無塗装ステンレスになったことがあげられる.  比較用E231系が装備するPS33B

2重系思想の基,編成中で予備パンタグラフを1個設けるため, 分割編成では2・8号車が,貫通編成では2号車がダブルパンタとなった.
(各ユニット1基のみ使用で通常の運転では2基上がることは無い.)
予備のパンタグラフは東京方に装備,高圧配管は2基共2-4エンド側へ下ろされる.
屋根板はビートが入るがクーラー部を除く2個所に切れ目がありE231系までとは異なる

2006-12-13 画像追加・記事修正
2007-01-08 記事修正
E233系の概要 車輌外観 編成図
形式写真 走行機器類 車内
TEST RUN(試運転) TEST RUNは現在制作中,暫定で鉄道本部報を参照ください.

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