車内
旅客車内
快適な移動空間とするために各部で趣向をこらした造りになっている.
座席モケットは201系登場時と同じ茶色の暖色系とし, 絵柄もモザイクパターンとしたものを使用,高級感のある落ち着いた仕上がりを基本とした.

内装材はE231系までのグレー系ではなく白系となった. またJR東日本一般型電車では初となるドア(乗降用・貫通扉)内側へ化粧板を貼り付け, 極力金属剥出し部分を少なくして無機質となりがちな車内が明るく演出している.
優先席付近は内装材をクリーム色に,つり革・手摺も黄色くすることで優先席であることを明確化した.

山手線用E231系で採用されている乗降用ドア上部の液晶表示モニターも装備, 車内居住性向上として一般車両では初となる空気清浄器が設置されたのが新しい試みである. 中央快速線のようなの停車駅間の比較的長い線区には効果的であると思われる.

 乗降用ドア上部に設置された液晶モニター

7人掛一般座席,手摺が曲線を描くものに変更された.

車端部優先席,内装の色が異なるのがわかる.

座席上の荷棚,アルミ製でスリットが入るタイプでE531系と共通の仕様.優先席部分等は他のところより5cm低く取り付けられている. つり革もE531系と共通で黒色となった.抗菌仕様. 優先席部分の握り棒は黄色く識別されていると共に凹凸を付けてある.この部分はゴム等ではなく金属の塗装となっている.
JR東日本のプレス等では女性専用車(クハE233-0)と各車両の優先席部分についてはつり革と荷棚を5cm低く取り付けてあると謳っているが, 実際には女性専用車を除く各車両車端部(3人掛け座席部)は一律5cm低く取り付けてある. これについては各鉄道趣味誌2007年3月号にこの旨が記載されている.(JR東日本 畑 弘敏著)
そのため他より照明が低い荷棚によって遮られ7人掛け座席より暗い傾向にある.特に夜間等ではその差が顕著になる.(画像については後日掲載予定)

乗務員室
メーター類を液晶表示としたE231系東海道仕様以降の標準スタイルで, 機器配置やスペースはE531系と同等である.
メーターパネルはそれまでの分割仕様ではなく,E331系と同じ一体型のものが採用された.
行路表差しは中央東線乗り入れを考慮し大型の時刻表が差し込めるタイプが採用された.

写真はクハE232−501
写真中央下には自動解結装置操作レバーがある.

2006-12-13 旅客車内・写真記事追加
2007-01-24 記事一部追加
E233系の概要 車輌外観 編成図
形式写真 走行機器類 車内
TEST RUN(試運転) TEST RUNは現在制作中,暫定で鉄道本部報を参照ください.

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