E231系電車番台別概要  トップページへ戻る

0番台 通勤型

写真:2006-04-01 武蔵小金井
■主な運用線区
 中央総武緩行線(三鷹〜千葉)
 早朝・深夜は立川まで運転

■車輌所属区
三鷹電車区

■配置数 460両
 10両編成×46本
(900番台除く)

■製造メーカー
 東急・新津
■概要と特徴
平成12(2000)年2月に登場したE231系最初のバージョンである。
以前より投入された209系500番台に替わり投入され同線の201系や103系をすべて置き換えた。
編成は10両で5号車に6ドア車のサハE230を組み込む。
E231系は209系500番台と同時期に投入された209系950番台 (後のE231系900番台)の量産形式であり外観上は209系500番台に酷似する。 しかし前面が車体と同一系統色の銀色であることや乗務員室扉にラインカラーで彩色している点が異なる。
システム的には209系500番台とは大きく異なりTIMS(Train Information Management Systemの略称)の導入、 VVVF装置の素子がGTOからIGBTへ変更。また空調装置のノンフロン化を実施したことが大きな違いである。
現在も中央総武緩行線で209系500番台と共に活躍中で三鷹〜千葉間で、また早朝深夜は立川まで足を伸ばしている。
2006年10・11月には京浜東北線209系試作車の廃車に伴う補充で三鷹電車区209系500番台を転属させる. その穴埋めでB80〜82の3編成が追加増備された. このグループの外観は車外スピーカー準備工事,デジタル無線アンテナが設置されている点である.
■編成
←千葉・西船橋                                      中野・三鷹・立川→
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0番台 通勤型

写真:2006-06-05 我孫子
■主な運用線区
 常磐快速線・成田線

■車輌所属区
 松戸車両センター

■配置数 265両
 10両編成×17本(基本)
  5両編成×19本(付属)

■製造メーカー
 新津
■概要と特徴
常磐線の103系を置き換える目的で平成13(2001)年度から投入された。
中央総武緩行線用と同じ0番台であるり続番で製造されたが細部が異なる点がある。
外観でまず目につくのがスカートであろう。 途中駅での編成増解結には自動解結装置付の電気連結器を用いるため連結器下部の切カキの多いタイプである。 また車体側面幕板部には車外放送スピーカー取付準備工事の塞ぎ板があり帯が途切れているのも特徴。
車内では旅客サービス向上のためVISを搭載、自動放送やドア上部のLED表示器で停車駅、行先、乗換やJRからのお知らせ等を表示する。
編成は10両と5両の二つが存在、それぞれの単独運用と5両編成を2本の10両編成、 10両と5両を併結した15両編成を組み運転される。この15両編成はE231系では最大定員数を誇る。
ちなみに常磐快速線用としての線6ドア車は存在しない。
■編成

◆10両基本編成

◆5両附属編成
←取手・成田                                               上野→
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500番台 通勤型

写真:2006-06-08 鶯谷
■主な運用線区
 山手線

■車輌所属区
 東京総合車両センター

■配置数 572両
 11両編成×52本

■製造メーカー
 新津
■概要と特徴
平成14(2002)年1月から投入されたこ山手線専用の電車で500番台とした。 山手線ではデジタルATC化が予定されており先に切替えられた京浜東北線では従来の209系を改造することで対応したが、 山手線は最重要線区であり首都圏の顔でもあるためサービス向上と更なる運転時隔短縮のため新形式車両を投入することになった。
外観は今まで登場したE231系とは一味違うデザイン、 特にライト周りの形状が特徴でJR車輌としては珍しくヘッドライトがテールライトの外側に配置されている。
東京都内を環状するための山手線に相応しい車輌となっている点も見逃せない。 混雑が激しい都心を走るため6ドア車が205系の1両から2両に増、幅広車体と合わせて混雑緩和に貢献している。 またM車比率を他の同系列より高めにすることで加減速性能の向上させ運転時隔の短縮をはかっている。
車内に入って目にはいるのがドア上部に設けられた2つの液晶ディスプレー。 右側に停車案内や運行状況等、左側に映像広告を映す。
左側ディスプレーは広告だけでなくクイズや星占いも見ることが出来退屈しがちな混雑した車内でも楽しむことが出来る。
■編成
←池袋・田端                  (東京駅基準として)                  品川・大崎→
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800番台 通勤型・他社線乗入対応

写真:2006-07-01 三鷹
■主な運用線区
 中央緩行線(三鷹〜中野)
 東京メトロ東西線(中野〜西船橋)
 総武緩行線(西船橋〜津田沼)

■車輌所属区
 三鷹電車区

■配置数 70両
 10両編成×7本

■製造メーカー
 東急・川重
■概要と特徴
東西線乗入対応車である301系が車齢が30年以上経過、 103系も老朽化とアコモの陳腐化が進んだため置き換えたのがこの形式で平成15(2003)年1月から5月に集中的に投入された。
地下鉄東西線に乗り入れるため他の車輌とは違う特殊な条件を満たすため、先に製造した209系1000番台を基にE231系のシステムとしたもの。
E231系としては唯一裾絞りのないストレート車体で地下鉄区間の車両限界に対応、前面の非常口ドアも大きな特徴。 MT比も標準の4:6からM車を多くした6:4とし地下鉄線内の急勾配に対応した。
同時期に製造の山手線用500番台の改良点が盛り込まれたほか、地下鉄対応のデッドマン装置付のマスコン、 地下鉄線内の保安装置装備など地上向けの車両と異なる点が多い。
この形式は車外スピーカーを標準装備としていることも見逃せない変更点である。
パンタグラフは鋼体架線に対応する必要があるため209系1000番台ではPS21であったが、 E231系800番台ではE231系標準のPS33Cが対応可能なためシングルアーム式の採用となった。
■編成
←西船橋                                            中野・三鷹→
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1000番台 一般形(近郊タイプ)

写真:2006-05-06 小山
■主な運用線区
 東北本線(上野〜黒磯)
 高崎線(大宮〜前橋)
 湘南新宿ライン・横須賀線
  (赤羽〜新宿〜逗子)

■車輌所属区
 小山車両センター

■配置数 595
 10両編成×44本
  5両編成×31本
(上記数字は2006年4月1日現在)

■製造メーカー
 東急・川重
■概要と特徴
東北・高崎線等の115系置換え用として平成12(2000)年3月に投入され同年6月21日から営業運転を開始した。
すでに登場していた通勤型0番台に対し近郊仕様で1000番台を名乗る。
耐寒耐雪構造を有し、踏切を高速で通過する頻度が多いため先頭部分にE217系同様衝撃吸収構造を採用、 遠方からの視認性を向上するため運転席窓上部にHID(高輝度放電灯)を配置、従来のライトケース部分にはテールライトのみを配置した。 車内では近郊仕様であるため一部の車両にセミクロスシート、上野寄り先頭車と中間のサハにトイレを配した。 そのため同一形式ながら別形式ともいえるような車両になったが主電動機や歯車比など共通であるため番台で区別している。
平成15(2003)年12月ダイヤ改正で開業した湘南新宿ラインでは東海道線へ乗入を果たした。
10両基本編成の4・5号車にグリーン車を組み込みを平成16(2004)年6月からは開始、同年10月のダイヤ改正まで普通車扱いで乗車できた。 その際捻出された4・5号車のサハはこの時期に製造している東海道線用の6・7号車へ組み込まれた。
現在も東北本線は黒磯〜上野、高崎線は前橋〜、湘南新宿ラインを経由し横須賀線逗子まで広範囲にわたり運転されている。
平成18(2006)年2月から追加投入された車両は東海道線用と同等の変更 (スカート変更・運転台液晶モニター化・車外スピーカー準備工事・デジタル無線アンテナ設置) をした車両になっているが、 6号車サハは従来どおりトイレ付(和式から様式へ変更)の6000番台を組込。
ちなみに1000番台は近郊タイプとしての区分ではなく耐寒耐雪構造の区分である。
■編成
←黒磯・前橋                                           上野・逗子→
◆10両基本編成
◆5両付属編成

2006年8月1日現在U589,U115編成を確認、上記両数より増加しています。
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1000番台 一般形(近郊タイプ)

写真:2006-03-29 横浜
■主な運用線区
宇都宮線・高崎線・
湘南新宿ライン・東海道線
注:宇都宮線と湘南新宿ラインは愛称

■車輌所属区
国府津車両センター

■配置数 590両
10両編成×42本
 5両編成×34本

■製造メーカー
 東急・川重・新津
■概要と特徴
東海道線の主力であった113系置換え用と湘南新宿ラインの増発用として平成16(2004)年1月から投入、 基本編成は当初よりグリーン車が組み込まれての登場であったが 最初のK1編成を除き6・7号車は小山からのクリーン車組み込みによる捻出車を組み込むため8両での登場となった。

基本的な仕様は先の1000番台と共通であるがVISを搭載し情報サービスの充実を向上したことや運転台計器類の液晶表示化とするなど変更点は多い。
接客設備の変更点としては普通車座席を座り心地向上のためSばねを用いたものに変更した事や、 編成中のセミクロスシート車を増やしたこと。 また上記VISにより自動放送やドア上部の案内表示の充実、視覚障害者対応としてドア開閉に連動してチャイムと赤色表示がドア上部の鴨居下部に新設された。

外観上では前面窓ブラック部を500番台同様フィルム貼り付けとした。 また車外スピーカー準備工事も実施され塞ぎ板部分の帯が途切れているのも他と同様。
新津で製造したK23・S22編成からはスカートの形状がそれまでの平面的なものから後退角のついたものに変更(上記写真参照)されて雰囲気が変わった。
■編成
←前橋(籠原)・東京                                  熱海・伊東・静岡→

◆10両基本編成

◆5両付属編成
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900番台 通勤型

写真:2006-03-27 中野〜東中野
■主な運用線区
 中央総武緩行線(三鷹〜千葉)
 早朝・深夜は立川まで運転

■車輌所属区
三鷹電車区

■配置数 10両
 10両編成×1本

■製造メーカー
 東急・新津
■概要と特徴
平成10(1998)年10月に209系500番台と同時期に登場。
車体は209系500番台と同等であるがシステム的には最新のIT技術を採り入れた画期的な車両である。
TIMSを称する車両情報管理装置がそれで、制御系等の情報処理・伝達を高速デジタル化し車両間の引き通し線と車両内配線の大幅な削減、 放送関係や空調装置もこのTIMSにより制御される。 TIMSのデジタル伝送により引き通し線の数が80本から14本へ削減したことと、 編成全体を一括して管理が可能で編成単位でのブレーキ力の管理や出区点検の自動化等の機能を持つ。
外観上0番台と大きな差異は無いが、クーラーが209系と同じAU720、側窓類のガラスがグレーのスモークであり量産型のグリーンとは異なる この車両は1〜5号車を新津で、6〜10号車が東急と製造所がことなり新製時は台車枠の色で判断することが出来た。
登場時209系950番台を名乗っていたが平成12(2000)年6月E231系900番台へ改番を実施、 現在は他の0番台と共通で中央総武緩行線活躍している。
■編成
←千葉・西船橋                                      中野・三鷹・立川→
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